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2017年5月

2017年5月27日 (土)

歯髄細胞バンク構想を推進、全身疾患の再生医療にも期待―日本歯科大学

日本歯科医師連盟の第2回記者懇談会が9月29日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開催され、中原貴氏(日本歯科大学生命歯学部教授)による講演『バイオ再生医療と歯随細胞バンク』が行われた歯科用切削研磨セット
 中原氏は、歯牙から取り出した歯随を用いて培養した歯随細胞は極めて増殖率が高く、骨芽細胞や脂肪細胞、軟骨細胞など多様に変化するほか神経細胞にも効率よく変化し、染色体の異常が起こらないため極めて安全性が高いことを解説。歯随細胞を用いて口腔疾患や様々な全身疾患の再生医療が期待できるとの考えを示した。

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実用化に向けて日本歯科大学では歯随細胞バンクの構想を進め、2015年6月に厚生労働大臣特定認定再生医療等委員会の承認を得たこと、細胞培養加工施設が2016年7月に関東信越厚生局長認可より特定細胞加工物製造許可証を受けたことを明らかにした。

関連記事:子どもの虫歯に表れる経済格差 貧困家庭は予防・治療共にハンデ、「炭水化物中心の食事」も一因か

インプラントの欠損様式に対する考え方

インプラントは英語で植えつけるという意味です。
1952年にブローネマルク博士が、チタンと骨が結合することを発見しました。
この骨の結合のことをオッセオインテグレーションといい、現在では歯だけでなく、指や足、顔の再建にも応用されています。

歯を失ってしまったときの治療法は、入れ歯やブリッジが一般的でした。アマルガムミキサーしかし現在ではインプラントが注目されています。入れ歯やブリッジには多くの不具合や違和感があり、インプラントがそれらを解決してくれることが、広く一般に知られるようになってきたからです。より天然の歯に近い噛み合わせと審美性を実現することから、インプラントは第二の永久歯と呼ばれています。

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以下は各種典型的な欠損様式に対する補綴処置・選択理由と処置内容についての記事からです。

【各種典型的な欠損様式に対する 補綴処置・選択理由と処置内容】
対処法
欠損
2.567欠損
 片側性でも両側性でも,またインプラントでも部分床義歯でも,比較的安定した経過を示すようである.その理由としては,前項で述べた歯種の役割と抵触することのない欠損補綴ができるからではないかと思われる.
 したがって,どちらを選択するかにあたっては,患者の希望と施術の困難度が主たる要素になる.ただし,以下の条件は満たしておいたほうが望ましい.
①犬歯-第一小臼歯は必ず連結固定する.
②インプラントを選択する場合は,スクリューが緩みにくい設計にする.
③部分床義歯の場合は,片側性の欠損であっても,必ず両側性の設計にする.(2004 現代の治療指針引用)


インプラント治療は、まるで天然の歯がもう一度生えてきたかのような、自然な噛み心地と審美性を手に入れられる画期的な治療方法です。しかし手術が必要であったり、保険がきかない自由診療であったりと、デメリットもあります。そのため、スリーウェイシリンジ用 ノズル治療されるにあたっては、専門医による治療方法や治療費、治療期間についての詳しい説明が欠かせません。北大阪インプラントセンターでは、無料でインプラント初診相談を行っています。セカンドオピニオンを求めておられる方も、ぜひご予約の上お越しください。

関連記事:長持ちさせるためには

2017年5月26日 (金)

出っ歯の早期矯正は不要…永久歯後でも効果同じ

歯科矯正専門医学会が指針…一般向け公表は国内初

子どもの出っ歯の矯正治療について、日本歯科矯正専門医学会は永久歯が生えそろわない段階での早期からの治療は行うべきでないとする診療指針を作成した。歯科矯正の診療指針が一般向けに公表されるのは国内で初めて。

 出っ歯は歯科矯正患者の4分の1を占める歯科用インプラント装置 。同学会は外国の17本の論文から、永久歯と乳歯が交ざっている7~11歳児の出っ歯について、早期から治療を継続した患者群と、永久歯が生えそろった後から治療を始めた患者群で、歯並びの改善度合いを解析した。その結果、両方の治療効果に差はなかった。

 この結果は、科学的根拠に基づいた診療指針を掲載する、日本医療機能評価機構の医療情報サービス事業「マインズ」の ホームページ に掲載された。

 同学会の大野秀徳副会長は「経験上、早期治療だけで出っ歯は改善されず、ほとんどはその後、再度治療が必要になる歯科手術用照明LEDライト 。同じ治療結果であれば、患者の利益になる治療を選ぶべきだ」と話す。

 ただ現状では早期からの矯正治療が行われることも多い。この指針でも、早期の矯正で永久歯がはえそろってからの治療が不要になると判断された場合は、早期治療を認めている。

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 矯正歯科分野で最大の団体、日本矯正歯科学会の槙宏太郎理事(昭和大学歯科病院長)は「歯の矯正は治療を受けた場合と受けなかった場合の比較研究が難しく、解析対象の論文が適切か、評価は難しい。早期治療で永久歯になってからの治療が不要になる人も多い」と話している。

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「高機能」中心に伸びる歯磨き粉市場 高齢化背景にケア意識浸透

2017年5月25日 (木)

「高齢期における口腔機能低下症」の概念と診断基準 学会見解の報道発表および報道説明会,開催される

11月22日(火),東京歯科大学(東京都千代田区)にて,日本老年歯科医学会による「高齢期における口腔機能低下症」の概念と診断基準に関する学会見解の報道発表,および報道説明会が開かれた.
 同学会では以前より,高齢期における「口腔機能低下症」を提言し,多くの研究と検討を進めてきたが,本会では,より確実なエビデンス構築を目的として試作された診断基準が発表された口腔内照明器
 まず,同学会理事長である櫻井 薫氏(東京歯科大学老年歯科補綴学講座 教授)が登壇.本会の概要および発表の経緯を説明したうえで,口腔機能低下症の疾患概念と学会見解を概説した.
 つづいて同学会学術委員会委員長である水口俊介氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科高齢者歯科学分野 教授)が登壇歯科用切削研磨セット .口腔不潔や咀嚼機能・嚥下機能低下といった口腔機能低下症の診断基準となる7つの症状について,各項目の検査方法と評価基準を紹介した.同基準が広く歯科医療従事者に応用されることを狙い,さらには広く国民への周知も目指して,本会を起点に今後もエビデンスを積み重ねていくことが明言された.

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また,前述した口腔機能低下症診断の検査・診断の体験会も開催され,本会に出席した各社報道者が参加した.

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歯の欠損が多い時、どうやって治療や対策をするの?

2017年5月24日 (水)

複合現実技術で歯科治療を行うシステム

ソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ(東京都港区)と歯科医療器械・器具の流通を手掛けるモリタ(大阪府吹田市)は、世界となる「MR(複合現実)技術」を活用した歯科治療シミュレーションシステムを開発し、2017年3月21~25日にドイツで開催された歯科業界の展示会「第37回ケルン国際デンタルショー」でデモンストレーションを実施したと発表したボトル付きスケーラー

患者の歯に神経や血管の情報を表示

MR技術は、現実空間に専用のディスプレー装置などを装着してさまざまな情報を表示させる「AR(拡張現実)技術」と、コンピューター上で仮想現実を表現する「VR(仮想現実)技術」を融合し、現実空間にCG(コンピューターグラフィックス)などによる仮想世界を表示する技術歯科用切削研磨セット

リアライズ・モバイルのプレスリリースによると、同システムは、歯科医師の監修のもと、歯学教育現場で行われる歯科治療のトレーニング用に開発されたもので、施術者が仮想空間のCG画像のガイドを見ながら、現実空間の実習模型に治療を施せる点が大きな特長としている。

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具体的には施術者がヘッドマウントディスプレー(頭部に被る形状にディスプレー)を装着し、搭載されたステレオカメラで患者(実習模型)の口腔内や患部の映像を捉える。この映像データに、肉眼では確認できない患部の神経や血管の位置や形状などの情報をCG画像として重ね、傷つけてはいけない部分を視認しながら治療することができるという。

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第60回春季日本歯周病学会学術大会 開催される

大人になってから噛み合わせを治すことはできるの?

年齢を重ねてから改めて噛み合わせを治したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。大人になっても噛み合わせを治すことはできるのでしょうか。

50代男性からの相談:「悪くなってしまった噛み合わせを治すことはできますか?」

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『 幼少の頃から食べ物を極端に左側の歯で噛むという癖がありまして、今更ながら歯の噛み合わせを鏡で確認してみたところ、前歯のセンターがかなりズレていることに気付きました。前歯の境目が上下でセンターになるように調整してみると明らかに奥歯の噛み合わせがガタガタで合いません。

普段から頻繁に口腔内の内壁の左側を噛んでしまって血豆ができたりすることも多々あって、この噛み合わせが原因であろうと自己診断したのですが、こういった長年の蓄積により形成されてしまった噛み合わせを今更改善することは可能なのでしょうか?とても知りたいです。 』

大人になっても噛み合わせを改善できるのか

年齢を重ねても噛み合わせを改善することはできるのでしょうか歯科レンチ式 。歯の専門家にお答えいただきました。

『 噛み合せをふと鏡で見たところ、ずれていたら不安に思いますよね。噛み合せを治す治療は、歯ならびを治すことになりますが、これは矯正歯科治療になります。(歯科医) 』


『 矯正歯科治療は、年齢に制限はありませんが、年齢とともに生じてくる歯周病に大きく影響されます。歯周病は、歯を支えている歯周組織というところに生じる病気です。(歯科医) 』

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『 歯周病になると、歯を支えている歯槽骨という骨が吸収されて減ってきます。矯正歯科治療は、歯に力をかけることで、この歯槽骨を人為的に操作して歯を動かします。ところが、歯槽骨が歯周病で傷んでいますと、こうしたことが難しくなってきます。(歯科医) 』


『 歯周病は、年とともにかかっている人が増えてきます。ですので、まずは矯正歯科治療をうけることができるような状態にあるかを調べる必要があります。(歯科医) 』


『 悪くなってしまった噛み合わせを改善することは可能です。しかし、健康保険では適応にならないため、実費での治療になります。(歯科衛生士) 』


『 センターがずれているということなので、まずは歯列矯正が必要そうです。もしかすると、どこか噛めていない部分があるかもしれません。全ての歯が均等に噛みあうように調整(矯正)をしていくことになります。そして矯正治療を行いながら、噛み癖も治していく必要があります。噛み癖を治さないと、矯正治療にも時間がかかりますし、矯正治療後にも後戻りのリスクが高くなります。(歯科衛生士) 』


『 ただし、顎の変形が原因で左がわで噛む癖が生じているような場合には、単純な歯列矯正だけでは状態が改善しない場合もありますので、まずは矯正専門の歯科医院で、ご相談をされてみるのが良いのではないかと思います。最近は50代でも歯列矯正をされている方もたくさんいます。(歯科衛生士) 』

噛み合わせの矯正は年齢に関係なく行うことができます。しかし、年齢を重ねることで矯正のリスクは高まります。歯の治療を行ってからでないと矯正に移行できないこともあり得るとのことです。

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先天性欠如歯の場合

乳歯のままで永久歯が生えてこない歯のことを、先天性欠如歯といい、
昔はとても珍しかったのですが、最近では若い方の中にみられるようになりました。

先天性欠如歯の方は、乳歯をしっかりとケアして虫歯にならないように気を付けながら保たせることになるのですが、あごの骨に乳歯が吸収され、抜かなければならないという方もおられます。歯科手術用照明LEDライト

その場合、抜けた歯の部分にインプラントをするという治療法が、近年よく行われるようになりました。

インプラントの場合は、抜けた歯の左右の歯に負担をかけるとなく治療できるのが何よりも利点と言えます。

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ブリッジにすると、左右の歯で抜けた部分の義歯を支えることになるので、
左右の歯を削らなければなりませんし、そのブリッジも個人差はありますが、8~15年くらいで
支えの歯が虫歯になるなどして、治療をやり直さなければならないことになります。歯科用インプラント装置
支えの歯を抜かなければならなくなることも多いのです。

先天性欠如歯の方は20~30才位で乳歯を失うことが多く、まだお若いため、部分入れ歯という
選択肢を選択される方は殆どおられません。

そこでインプラント治療が注目されることになるのですが、インプラント治療は
保険のきかない自由診療であるため、他の治療法よりも費用がかかり、
そのための準備が必要となります。

関連記事:インプラント周囲炎の発生頻度

2017年5月23日 (火)

肥満や虫歯も生活苦が影響か…生活保護世帯の子供、厚労省が健康支援へ

厚生労働省は今年度、生活保護を受ける家庭の子どもに対する健康づくり支援に乗り出す。

生活が苦しい家庭の子どもほど肥満や虫歯が多く、生活習慣病を発症しやすいとみられる。子どもが適切な生活習慣を身につけるよう指導し、健康維持や将来の医療費抑制につなげる。

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 想定では、自治体が乳幼児健診や学校健診を通じて、虫歯や肥満の子どもの存在や生活状況を把握。歯科レンチ式 〈1〉栄養のバランスが取れた食事の作り方を助言〈2〉食事を無料や低額で提供する「子ども食堂」の情報を提供――など、親への働きかけを行った場合、同省が費用の一部を補助する歯科手術用照明LEDライト

 生活保護を受けている家庭の子どもの健康は、都道府県や市町村の担当職員も把握できていない。同省は、支援の効果を検証し、将来的には支援事業を全国に広げたい考えだ。

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2017年5月22日 (月)

口腔用液状医療機器「エピシル口腔用液」のライセンス契約締結-Meijiとソレイジア

適用後数分以内に口腔内の疼痛を緩和、効果は8時間持続
Meiji Seikaファルマ株式会社とソレイジア・ファーマ株式会社は12月5日、現在ソレイジアが日本と中国で製造販売承認申請中の口腔用液状医療機器「エピシル口腔用液」について、日本国内の販売権に関するライセンス契約を締結したと発表した。

エピシルは、スウェーデンのCamurus社により創製された、化学療法や放射線療法による口内炎に伴う疼痛の管理および緩和のための口腔用液状医療機器歯科研磨機 。Camurusの特許技術である「FluidCrystal(R)」を用いて開発された脂質ベースの液体であり、口腔内に適用されると口腔粘膜を覆う強固な生体接着保護膜を形成し、患部を物理的に保護するスリーウェイシリンジ用 ノズル 。臨床試験の結果、適用後数分以内に口腔内の疼痛を緩和し、その効果は8時間程度持続することが示されている。

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日本国内に同様の医療機器は存在しないが、ソレイジアはCamurusよりエピシルの日本と中国における開発・商業化に関する権利を獲得して開発を進め、2016年に両国における製造販売承認申請を完了している。

がん治療を受けている患者のQOL維持に
口内炎の症状には、痛みや違和感、乾燥などがあるが、特にがん化学療法や放射線療法に伴う口内炎では、口腔内の疼痛により食事が困難になることもある歯科ハンドピース用 カートリッジ 。エピシルは、そのようながん治療を受けている患者のQOLを維持することが期待される。また、使用がノズルヘッドをプッシュして口腔内に適用と簡便で、携行に便利なポケットサイズ容器に充填されているのも特徴。

海外では、2009年に欧州で最初に上市され、現在では米国を含む多くの国で販売されている。薬事行政上、欧州ではクラス1医療機器、米国では後発医療機器(510(k))に指定されている。

今回の契約に基づき、ソレイジアは引き続きエピシルの申請を担当し、日本での製造販売承認を取得する。承認取得後、Meijiはエピシルの日本国内における販売、流通およびプロモーションを担当する。なお、契約締結に伴い、Meijiはソレイジアに対し、契約一時金、進捗や販売に応じた一時金およびロイヤルティを支払うとしている。

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2017年5月19日 (金)

歯科医師過剰は本当か? このままでは相模原市が歯科医療空洞都市となる!

昨年12月、厚労省は2029年に歯科医師が1万4000人過剰だという試算を出した。その抑制策として政府は歯科医師国家試験の基準のさらなる引き上げを検討しているという。歯科医師過剰問題は1980年代から言われており、過去に政府は1982年に人口10万人あたりの歯科医師50人を目標とすることを閣議決定している。

 対応策として国立の歯学部の定員を減らしたが、大して効果は上がらず、2000年頃より国家試験の合格基準を上げ調整を計ってきた歯科技工用真空成型器 。今回はさらなる引き上げを検討しているという。筆者はこの削減案に反対する。

 その理由として、一つの都市について注目すると分かりやすい。

相模原市が歯科医医療空洞化に陥る!?

 神奈川県相模原市は神奈川県北部にあり、東京都町田市や八王子市に隣接する政令指定都市である。古くは製糸業として発展し、甲州街道沿いは宿場町として栄えてきた。東京都心の新宿駅まで電車で35分、また新横浜駅まで30分とアクセスが良く、現在はベットタウンとして発展している。市の人口は平成18年には62万人、平成27年には72万人と加速度的に増加しており、平成22年には政令指定都市となっている歯科ハンドピース用 カートリッジ 。神奈川県では横浜市、川崎市に次ぐ人口数であり、住民の平均年齢は43.1才と全国1956市区町村中246位であり、若年層が多い将来有望な都市だ。

 そんな相模原市が今後、日本で初めて大都市でありながら歯科治療の受診が困難になる地域になろうとしている歯科技工用真空成型器 。現時点ではさほど問題はないが、政府が新たに打ち出した歯科医師削減政策を推し進めれば、相模原市の歯科医師数は予想以上に減少する。

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 政府の指標通り人口10万人あたり50人に到達した場合、現状の38%の歯科医師削減が必要となる。単純計算でいくと相模原市の場合人口10万人あたり36.7人となってしまう。これは昭和45年と同水準だ。現在の高度化した歯科医療技術では患者一人あたりに対する治療時間が長く、その当時と同数の患者を見ることは出来ない。

 また、歯科医師の年齢層も懸念すべき事項だ。継続的な歯科医師抑制政策により、歯科医師の全体数は増加しているが、若年層は減っている。日本全国では40才未満の若手、中堅歯科医師は全体の25.8%しかおらず、そのうち30才未満は6.9 %と少ない。相模原市の場合それぞれ40歳未満は26.4%、30歳未満は4.8%であり、より若手が顕著に少ない。

 65才以上の高齢歯科医師の労働力は中堅、若手より17.2%低く(歯科医療従事者の歯科診療に関する実態調査より)、このまま行けば今の中堅歯科医師が高齢化した場合、若手がより過酷な診療体制の中で働ければならなく、充分な治療が患者一人一人に出来なくなる。

 結果、地域住民全体の口腔内環境が悪化する。また、相模原市の住民の平均年齢は45.5歳(平成27年)であり、全国的に見ても若い都市である。ちょうどこの年齢層が歯科を受診するピークとなる60代半ばになる頃と歯科医師の労働力低下は重なってしまう。

 なぜ相模原市の歯科医師数が問題なのか?それは大都市でありながら歯科医師が減り続けるからだ。世界の共通項として歯科医師は人口が多く、経済、文化の中心地域に集中する傾向がある。相模原市のような人口70万人以上ある大都市の歯科医師が減少するのは、その地域自体に何か大きな問題があるか、日本の歯科医師総数が減少していると考えるのが妥当だ。しかし現状を見るとそのどちらも当てはまらない。減少の原因は歯科医師が一極集中していることしか考えられない。

 相模原市の歯科医師は隣接する東京地区の強力な求心力のせいで空洞化が起きたのだろう。同様の傾向は他の都市でも起きている。相模原市と同じ神奈川県の川崎市や埼玉県の川口市、千葉県の市川市がそうである。いずれも東京のベットタウン的な役割がある人口が多い市だ。

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